小値賀島診療所・隠岐島前病院・喜界徳洲会病院で働く看護師さん・助産師さん達にインタビューをしました!第2弾
僻地・離島の各病院で働かれている看護師さん・助産師さん達にインタビューをしました!
今回はリカジョブ派遣者へのインタビュー企画の第二弾となります。
派遣場所は、長崎県小値賀島診療所、島根県隠岐島前病院、喜界徳洲会病院です。
皆さんが僻地離島で働きたいと思った経緯や、実際に僻地離島の病院で働き始めてみての感想やリアル、プライベートについてなど色々と興味深いお話を聞く事ができました!
今回インタビューにお答えいただいた看護師さんたちはそれぞれ、職務歴5年目、6年目、10年目、20年以上と様々なキャリアをお持ちの方々です。内2名は、離島ホップをして離島から離島へ移動して働かれている方もいます。
目次
1.僻地離島で働く経緯や動機
2.仕事や生活のギャップは?
3.プライベートの過ごし方は?
4.病院を選ぶ決め手は?メッセージ・伝えたいこと
▼第一弾の奄美大島で働く方たちへのインタビューはこちら
≪前編≫ / ≪後編≫
Q.1 皆さんは現在それぞれの島で働かれていますが、僻地離島の病院へ行こうと思った経緯や動機はどんなことですか?
A.元々、島や海や山など自然が好きで、離島とか自然の多いところで働きたかったんです。最初に行った沖永良部島には実は農業体験で来たことがありました。それで島の良さを知って、最初は派遣で行きました。その後、ジャパンハートのリカジョブを知って訪問診療や訪問看護がやりたくて長崎県の小値賀島に移動しました。
A.働いていた職場を辞めて、次はどこで働こうかなあとネットで「僻地」とかで調べていたらリカジョブがヒットしました。
A.元々はワーキングホリデーで海外に行く予定で職場を退職していましたが、コロナ禍となり延期となりました。そんな中でジャパンハートのリカジョブを知って、オンライン相談会にも参加してみたりして、海外に行くまでの間は離島僻地に行って離島の医療を学ぶのもいいなと思ってきました。
A.今後の自分のキャリアを考えていて、病院以外の施設などの研修をしたくて探していたのですが、タイミングが合わず行けなかったということと、都会はコロナで大変だから地方で働いてみてもいいのかなと思ったのがきっかけです。ホームページでリカジョブを知って離島ですぐ研修ができるところがあったので、決めました。人材派遣会社は手続きとかが大変だったりするので、利用しませんでした。
コメント:島の病院といっても、島によっては皆さんが思っているより急性期が充実しているので、都会の医療とのギャップを感じずに働くこともできそうです。また、訪問診療や訪問看護が充実している派遣先もあるため、自分のやりたいことや興味があることに挑戦するのもいいですね。現在働いている職場を辞めて、次の職場を探している方も3か月からの赴任が可能なため、まずは少し働いてみるという挑戦も可能です。
Q.2 実際に僻地離島の病院で働いたり、生活する中でイメージとのギャップや驚いたことはありますか?
A.小値賀島には寮がないので島内の空き家を寮として借りて住んでます。基本的な家具や電化製品も揃えてもらっているので生活には困りません。スタッフの人達にぽろっと、○○がないんですとねと話したところ、スタッフの方々から生活で使用する調理器具などももらったりしました(笑)皆さんすごく気にかけてくださってます。こんな感じで近所の人から差し入れをもらったりして、島の人との距離感が近いです。
A.沖永良部の病院は新しく建てられた病院だったので、すごく綺麗でした。HCUもあって、ちゃんとスタッフ配属されていて驚きました。赴任当初は、産科や小児科なんでも入院してくるので、自分の今まで経験のない診療科も見るので戸惑いましたね。沖永良部に来る前は喜界島にいましたが、同じ島に一つの病院というところは一緒でも全然規模が違うなぁと思いました。あと、喜界島に赴任後すぐに台風が来て。来てすぐ病院に2泊するっていう貴重な体験もありました(笑)
A.病院に関しては施設が変われば使う物も変わるので、ここではこういうやり方でやってるって全部納得してやってます。第一印象は病院が古いなという感じでしたが、別にそれで困ったとかはなく、こういう感じなんだなと驚きはありました。
A.島は虫が大きいって聞いたので、ちょっとそこはビクビクしてたんですが、虫というよりは家にヤモリがいたりして、どうやって外に出そうか頑張ってます(笑)
A.病院に検査技師が常駐していないので、レントゲン撮影やCT撮影を医師と協力してとらないといけないのが驚きました。病院の中で特殊な部分が多いので、細々とした覚えることが多いのが少し大変でした。
A.小値賀島にはコンビニやスーパーがなく、個人商店しかないので物価が高いです。あと、島に訪問看護がないので、もし誰かがお家で亡くなったりしたら、診療所のスタッフが訪問してエンゼルメイクしたりするので、もっと福祉サービスが充実していればいいな、と島の課題の一つなのかなと感じました。
コメント:病院の規模によっては、人材不足のため看護師が行う業務が幅広く覚えることも多くあるようですが、勉強になる部分も多そうですね。その分、島の病院特有の業務ややり方には徐々に慣れていく必要がありそうですね。しかし、はじめは常勤スタッフのフォローも入ってもらえるため安心して業務開始できます。
プライベートの困りごとについては、島の方に助けてもらえることも多いようですね。島民の方との近い距離感からあたたかさを直接感じられる部分も都会ではなかなかできない体験ではないでしょうか。
Q.3 プライベートでは何をして過ごしていますか?
A.夜勤明けで、車持っている職場の先輩に海に連れて行ってもらって、シュノーケルや釣りして遊んでます。
A.仕事が早く終われば、海に泳ぎにいったり、病院の職員多職種で誰かのお家でご飯会したりしてます。
A.職場の仲間の人達と家を行き来してご飯を一緒に食べたり、島は街灯が少なくて夜は星がすごく綺麗なので一年中見れます。後は、カフェとかケーキ屋さんに通ったりしてます。
A.島の農業体験とかしてます。先日は、島民の農家をされている方が落花生の収穫があるからと声かけてもらって収穫体験をしました。後は職場の人に釣りに連れて行ってもらって、魚のさばき方を教えてもらったりして楽しいです。
A.島で知り合った島民の方がお家に呼んでくださって、ご飯ごちそうになったり、家で育てている野菜をもらったりしました。
コメント:同じ派遣者同士であったり、島の常勤スタッフなどの仕事仲間の方たちとの交流もあり、一緒にマリンスポーツを楽しんだり、冬の季節でも集まって島内のイベントに参加されている方も多いようです。綺麗な海が近くにあるので、夏には勤務終わりや夜勤明けでもマリンスポーツを楽しむことができるのは離島ならではの楽しみですね。
Q.4 リカジョブを通して働く場所を決める際にどのように選びましたか?また、これから離島医療に興味がある人たちに伝えたいことはありますか?
A.私は、病院の中でも応援者が多く行っているところを選びました。応援者がどのくらいいるのかや、応援者の年代がどのくらいかなど教えてもらって、決めました。常勤のスタッフの人達の中に急に自分1人飛び込むのは不安があったので、応援者慣れしている人達がいる場所の方が働きやすいかなと思いました。
A.私はまだ経験も浅いので、看護師としてのスキルを高めたいということもあったので、島でも慢性期というより、急性期や一般病棟があるところを選びました。自分のレベルに合った病院を選んだという感じです。
A.離島で働くと決めるまでに色々と不安なことはありましたが、説明会に参加したりして、病院の総務の人と電話やメールでやり取りをして分からないことを解消できたので、そのような説明会を利用したり、実際に話しをしてみることが良いと思います。
A.私も決めるまでにとても悩みましたが、ジャパンハートの相談にのってもらっていたスタッフの方に、実際にやれるかやれないか、ではなく、自分がやりたいかやりたくないかで決めた方がいいという一言が後押しになって、行くことに決めました。
コメント:インタビューを受けられている派遣者の皆さんも実際、赴任される前には色々と不安はあったようですね。しかし、皆さん離島の病院でのお仕事やプライベートも楽しんでいる様子でした。
リカジョブでは、派遣希望者の方々の細かい希望ややりたいことに沿うことができる派遣先を一緒に考え調整していきます。実際に離島での勤務経験のあるスタッフより、現場の雰囲気やプライベートの気になる部分などの細かいことまで質問にお答えすることができます。また、赴任後も現地調整スタッフと密に連絡を取りながら皆さんが安心して離島生活ができるようフォローしていきます。ぜひ、僻地離島での医療や離島生活に興味ある方は、オンライン相談会や説明会に参加してください!
インタビューに応じてくださった派遣者の皆さん、ご協力ありがとうございました!
▼第一弾の奄美大島で働く方たちへのインタビューはこちら
≪前編≫
https://rikajob.net/archives/news/interview-with-a-nurse-on-a-remote-island
≪後編≫
https://rikajob.net/archives/news/interview-with-a-nurse-on-a-remote-island-2