【沖永良部徳洲会病院より】新しいこと、新しい人達(佐賀県出身 看護師11年目) その2
鹿児島県奄美諸島の離島の1つである沖永良部島へ来ています。はじめは1年程度の滞在予定が、延長して2年以上が経ちました。
私は訪問看護に携わっていますが、病院では連携のために病棟や外来のスタッフとも話をします。
外来はもちろんのこと、1つの病棟の中で、急性期から慢性期、そして、小児から高齢者までを広く多岐に亘るケアを行なっていることに驚きました。
内科、外科、産科、小児科も常勤で先生がおられます。
心療内科や泌尿器科など専門の科は、月に数日ですが、島外から医師を呼んでの外来診療をされています。
その中でも在宅の患者さんにとってありがたいことが、神経ブロックや脊髄鎮痛を施術される麻酔科の先生方の存在です。
がんの疼痛に対して、意識レベルを落とすことなく痛みを取り除かれ、患者さんは表情が劇的に変わり、最後の時間を家族と穏やかに会話されます。
離島ナースとしては、この沖永良部島にしか住んだことはありませんが、ホスピスも無い離島で、痛みに苦しむ方が少ない事は本当にありがたいです。
離島とはいえ、新しく学ぶべきことはいくらでもあります。
休日も退屈することはありません。
海を眺め、星空を眺めるだけでも充分満足ですが、個人的にはサイクリングや料理を楽しんでいます。
自転車で、サトウキビ畑の間の真っ直ぐな道路を走るのは気持ち良く、ハブがいないので草むらも安心して入っていけます。
食べる物も、コロナ禍のため外食の機会は少なかったのですが、見たことも食べたこともない野菜や魚が多く、産直物売り場に並んだものを、同僚に聞きながら料理してみることも面白いです。
私自身は60歳を過ぎましたが、仕事でも、生活や趣味でも、新しく発見し吸収することがたくさんあり、アクティビティを含め楽しく忙しい日々を送っています。
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