【喜界徳洲会病院】離島ナースとして働いてみて(山口県出身 看護師12年目)

2023.02.14

私は元々災害医療に興味があり、調べていたところ災害支援と共に離島医療の支援を行なっているこの団体を知り、働いてみたいと思い参加しました。
派遣先の喜界島は私の希望派遣先とは違いましたが、海がキレイでさとうきびと胡麻が名産の島でした。

病棟は一般、療養、介護病棟の3種類に分かれており、私は一般病棟に配属されました。
入院患者の多数は80-90代の内科疾患の患者が多く、特に認知機能の落ちた患者が多い印象でした。
皆さん黒糖を常備し、私達看護師が疲れていると差し出してくれます。
テレビのあるラウンジでは、療養病棟の看護助手さんがレクリエーションを行ってくれるため、奄美の民謡が聴こえてくることもありました。

高齢者の入院患者さんは島を愛しており、長年住んで来た土地を離れたくないという思いを強く持っている方が多いです。
しかし、介護者不在や施設の不足により島を離れないといけないケースも多く、人生の最後を知らない土地で過ごさなければならないという現実も少なくないようです。
少しでも多くの高齢者が島に住み続ける事ができるよう、この病院が大きな役割を持っているのだと感じました。

私は4ヶ月の離島勤務で終了とさせて頂きましたが、海が好きな方にはとても良い場所だと思います。
中には冬でも海岸近くで焚き火を楽しむ方もいるようなので、現地の方と仲良くなるとより楽しく支援が出来るのではないかと思いました。

私は派遣終了間際に星を見に行った際に出会ったおばちゃんとの思い出が、島での一番の思い出になりました。

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