【名瀬徳洲会病院より】離島病院での仕事内容とやりがいと生活と-その2-(神奈川県出身 看護師6年目)
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▼【名瀬徳洲会病院より】離島病院での仕事内容とやりがいと生活と-その1-
https://rikajob.net/archives/news/amamioshima-nurse-haken-230328
奄美での生活に関して
私はプライベートでは、海でリフレッシュしていました。
日勤終わりに大浜海岸に夕日を見に行ったり、休日は海でボディーボードをするか、シュノーケル、時々ダイビングもしていました。
コロナの影響であまり飲みには行けませんでしたが、コロナが落ち着いている時期は同僚とご飯を食べに行ったり。
都会のような大きなショッピングモールや大きな繁華街はありませんが、私は大自然に癒されながら充実した日々を過ごさせて頂きました。
海や森、夜は月や星空、鳥や虫の鳴き声が本当に美しいです。都会にはない贅沢な時間を過ごすごとができます。
宿舎は病院から徒歩1~2分程度。繁華街に車で10分程度です。
コンビニ、スーパー、ドラックストア、郵便局、飲み屋も数件あり、生活するには充分な立地です。漁港が近く、20分~30分で美しいビーチに行くことができます。
宿舎の中は綺麗で家電も用意されています。wifiもあるので有難かったです。
離島で生活して大変だと思ったこと
降水量多く湿度が高いです。私は4月から勤務開始しましたが梅雨が約2か月あるので、洗濯物はコインランドリーが大活躍しました。
油断をすると色んなものがカビてしまうので加湿器が大活躍します。(有難いことに宿舎に加湿器が用意されています)
また、台風の威力は内地と比べ物になりません。本当に雨風が強く、強風で一時的でしたが停電することもありました。
病院は3日間雨戸をつけたままだったこともありました。
海況が悪いと船も来ないので物資が届かずスーパーやコンビニの生活用品や生鮮食品が品薄になることもあり、焦らず行動することを学びました。
そのうち台風はすぎるし、そのうち食料も届きます。でも備えは大切ですね。
勤務終了直前を迎えて、自分が成長できたと思うこと
知らない土地で働き、暮らすことで精神的に強くなり成長できたと思います。
当たり前ですが、考えて動く、問題意識をもって働く。マンパワー不足だからこそ助け合い、皆で試行錯誤しながらチームで支えあうことの大切さを学びました。
私はコロナ病棟で勤務していた時間が長かったですが、院内や施設でクラスターがあった時や、島全体で重症化リスクの高い感染者が増えた時は病床定数を超えて入院を受け入れる必要がありました。
それは島の医療機関が限られているからです。
普段より多い患者さんを担当することになり、急な入院や、急変時の対応など、勤務中に休憩する時間がなかなか取れないこともありました。
過酷で泣きたくなる時もありましたが、それでも頑張ることができたのは一緒に必死で働いていた仲間がいたからです。
ここで働く方々は使命感を持って働いている様に感じます。都会よりも人と地域の結びつきが強い場所だからかもしれません。
また、地域医療を支えていくためにはマンパワー不足を解消していく必要があると思いました。
地域で暮らしている方と、それを支えている医療スタッフのためにも、住み慣れた場所で安心して暮らし続けられる様なサポート体制が必要だと思いました。
離島僻地医療は自分の経験を活かすことができ、学びも多く、看護師として成長できる環境だと思います。
看護師になって良かったと改めて思えました。
結の島ナース、ジャパンハートを通して貴重な経験をさせて頂きた事に感謝致します。
私は1年経験させて頂き、今度は地元に帰り自分の地域を支えていきたいと思います。