第5回RIKAjob説明会をレポートします!

2022.10.24

2022年9月23日にRIKAjob説明会を開催しました。
今回は、RIKAjob説明会初の試みとなる東京会場とオンラインでの同時開催を行いました。

海外での手術活動のため、ジャパンハートのイベントでも出演が滅多にないジャパンハート最高顧問吉岡秀人も東京会場で登壇すると共に、離島・へき地にある4病院と中継を繋ぎ、それぞれの病院の看護部長が病院の魅力や業務内容について語ってくれました。

簡単になりますが、説明会での内容をレポートしたいと思います!

ゲストスピーカー1:沖永良部徳洲会病院 吉田 弘喜 看護部長

▼島で出来ることを増やしていく
・島外搬送を減らすこと
患者を島外へ搬送することは、患者だけでなくお見舞いに行く家族にも時間・金銭的にも大きな負担がかかります。患者と家族の負担を少しでも減らすため、島で出来ることは島で完結することを目指しています。

・機器の導入
島で完結できることを1つずつ増やしていく貯め、血管造影装置導入決定しました。

▼ゆりかごから終焉まで
・島内で唯一お産を取り上げる施設であること

・出産・予防・治療・療養・看取りまで
1人の人間の人生の始まりから,終わりまでを関わるのが沖永良部病院です。
4世代に渡る患者と関わることも。

▼新寮の建設と長く勤務してもらうために
・2022年秋頃に新寮が完工

・4階病棟の朝日の魔法
夜勤明けの疲れが吹き飛ぶ、朝日の美しさ。是非見に来てください。

ゲストスピーカー2:与論徳洲会病院 上 恵理子 看護部長

▼「住み慣れた町でその人らしく生きる」ことを目指して
・自宅でご先祖様に見守られながら亡くなるという死生観・文化の中で
在宅死率が8割の島の文化。介護タクシーがないため,病院の職員が患者を自宅までお送りすることもあります。
また、地域でできる医療が限られていることから、患者・家族と医療者間で、互いの意向を確認しあう関りがあります。

・島で唯一の医療機関「最後の砦」
手術は、腹腔鏡下胆嚢摘出・ヘルニア根治術、ポート増設、開腹胃切、虫垂炎、痔核根治術、内視鏡治療等あるため、専門性に囚われず様々な経験ができる!

ゲストスピーカー3:屋久島徳洲会病院 泊 春代 看護部長

▼地域から信頼される病院づくり「心に届く看護を提供する」を目指して
・病院の役割
内科・外科・形成外科・産婦人科・小児科・眼科とすべての入院を受け入れています。
透析患者や認知症患者も入院しています。

・救急外来の特徴
屋久島島内のすべての救急を受け入れており(平均60件/月)、必要に応じてドクターヘリや自衛隊のヘリで鹿児島へ搬送を行っています。
定期的に、救急隊との連携会議も行っています。
輸血が足りなくなった場合など、島の住民からの緊急供血制度があります。

ゲストスピーカー4:国民健康保険大間病院 吉田 美穂子 総看護師長長

▼入院から退院~お看取りまで「地域の医療は私たちで支える」
・多職種との連携構築
リハビリから訪問看護、地域の救急救命士との連絡カンファレンスや多職種でのケア会議、退院前カンファレンス等を行い、様々な職種と連携し地域医療を支えています。

・無医村への診療支援

・他部門へのリリーフ体制
地域医療を支えるため、自部署のみならず他部署への応援を経験することで総合的な力が身につき、幅広く住民とのふれあうことができます。

・社会資源は少ないが、自分達が資源になること
二次医療病院まで1時間。地域住民を支えることを使命とし、寄り添う看護を提供します。

皆様からのアンケートから「もっとここが聞きたい!」

No.1 途上国医療や離島・へき地での研修について

圧倒的多数のご質問は、途上国医療に関連するご質問でした!
グローバル看護研修の一環に離島・へき地での国内研修があるが、どのように繋がるのか?など等。

そこで!2022年12月17日に開催するRIKAjob説明会では、ジャパンハートの元カンボジア病院看護師長であり、現グロバール看護研修の担当者が登壇し、自身の看護師としての経験や現在行っているグローバル看護師研修の話をする運びとなりました。

毎回、特徴が異なる病院が登場!
リピート率も増えてきたRIKAjob説明会♪

次回開催は2022年12月17日
お問合せ多数のあの病院がついに登場です。

▼「ありがとう あなたに会えてよかった」第6回 RIKAjobオンラインイベント<離島・へき地で働く看護師の声をお届け>
https://www.japanheart.org/join/event/explanation/221217.html

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