【沖永良部徳洲会病院より】新しいこと、新しい人達(佐賀県出身 看護師11年目)
若い時からずっと看護師を続けてきた訳ではないのですが、子育てをしながらも外来などで働いていました。
そして50歳から訪問看護ステーションに5年間勤務をしました。
その後、父親の介護の為に佐賀県の実家で同居し、小規模多機能介護施設でパートの仕事をしました。
2人の子供も独立しており、母親も10年前に亡くなり父親を看取った後、それからの仕事を考えました。
そんな時にRIKAjob(リカジョブ)の募集を見つけて応募し、2年前に奄美諸島の中の1つ「沖永良部島」へ来島。
仕事は希望の訪問看護で、島の人々は職場の同僚も、利用者さんも皆さん温かく迎えて下さいました。
そして、今まで経験したことがない、新しいものに触れる面白さがありました。
植物も虫も、琉球の影響が強い風習や文化、間近で見る岩場の魚やヤドカリ、海亀が泳ぐ姿、ずっと眺めていても飽きることがありません。
また、病院広報主催でのアクティビティ、ビーチクリーン、海のアクティビティ大会(SUP、バナナボート等)に参加、この歳になって、初めての体験をたくさん出来ました。
他の離島で働く看護師と情報交換したことがありますが、離島といってもさまざま、違いが大きいです。
比較的大きな島は、病院付近は内地とあまり変わりないのですが、ここ沖永良部島は離島らしい離島でした。
コンビニは島に1軒だけ、近所のスーパーは19時半には閉まる、たまに駐車場でヤギが散歩しています。
そんな不便さもありますが、その分、海の綺麗さはもちろん、夜の闇が深くて星が美しい、高い建物が無く空が広い、など素敵なところは、数え上げればキリがありません。
季節が一巡りする間、目新しいことが面白く、1年延長して定年を迎えた今年、更に延長して来島2年を過ぎました。
遊びだけでなく、仕事においても新しい学びが多くありました。
経験したことや親しくなった人々は、何にも代え難い財産です。