気づきと覚悟を教えてくれた場所。(名瀬徳洲会病院)
私は、5月より8ヶ月間奄美群島名瀬徳洲会病院にて働かせていただいておりました。名残惜しい気持ちもありますが、今年いっぱいで任期を終わらせていただくことになっております。
なぜ、RIKAjobにて離島僻地で働くことになったかと言えば、『来たかったから』来たです。
私にはもともとジャパンハートの国際看護長期研修(現:国際看護師研修)にて、長崎県対馬病院にて半年、カンボジアにて半年働かせていただいた経緯があります。研修が終わった後、海外でもう少し働きたい…その気持ちもありましたが、今の自分にとっては日本の僻地離島で働きたいという気持ちがあり、一度こうして帰国させていただきました。
“医療の届かないところに医療を”という理念のもと、本気で何もかもが不足しているであろう現場で役に立ちたいという気持ちで働かせていただきました。
奄美だけに限らずと思いますが、離島僻地の医療現場は質的に高い能力が求められると思います。人手不足で大変な現場の安全を管理する能力、それを補うために一時やってくる派遣の人々とも協力しながら円滑にコミュニケーションをとっていく能力、限られた人材・資源で最大限の患者家族への治療とケアをする力…。そしてなんと言ったって、医療現場に対する当事者意識が高いこと、責任感が強いこと、チーム一丸となって相乗効果を追い求めていくこと、それを一歩一歩努力しながら継続していくこと…。そんな姿勢から学ぶことは沢山あり、私は本当に島で出逢えた方々を尊敬しています。
奄美は温暖な気候で透き通るような海に囲まれた島です。人々は優しく温かくも、時に垣間見れる熱い心にハッとさせられる場面も沢山あります。だからこそもっと沢山の人にこういった現場を経験して欲しいなと思っています。
“今年いっぱいで任期を終わらせていただく“と最初に書きましたが、実は、私は年明けからまたカンボジアで働かせていただくこととなりました。途上国医療や国際協力に関心がある方にとってもRIKA jobで働くことは、そんなチャンスを見つけさせてくれる場所なんだと思います。僻地離島の医療現場と国際協力の医療現場には通ずるものがあると思います。
“自分にとってやりたいことは何なんだろうか“
模索の日々は続きますが、自分らしくまた現場で患者家族、スタッフ、そして自分自身に向き合っていきたいと思います。