離島医療のやりがいを感じさせてくれる徳之島 (岡山県出身 看護師:9年目 )

2019.10.24
離島医療のやりがいを感じさせてくれる徳之島 (岡山県出身 看護師:9年目 )

私は現在、徳之島徳洲会病院を紹介して頂き、任期して5ヶ月が経とうとしています。
鹿児島県:徳之島は奄美郡島に属しており、年間多くの観光客が訪れマリンスポーツやトライアスロンの大会が開かれる場所です。

島の魅力は手付かずの大自然や、何色もあるドラゴンフルーツや青パパイヤ等の暖かい地域でとれる果物や野菜が多いことです。
島料理は沖縄料理のようなものも多くあり、多文化が集結していながらも独自性を感じます。

また戦争の歴史的な背景があり、爪痕が根強く残っている場所でもあります。
そんな島の唯一の救急機関である徳之島徳洲会病院へ任期するきっかけになったのは、1年半前にジャパンハートの活動を知り、海外の方への支援とはと何か、自分も僅かであっても出来ることは何かを考え始めていた頃、西日本豪雨により大規模な浸水が起こり災害を身近に感じました。

当時は同県にある総合病院に勤務していましたが、そのような状況に無力さを感じた悔しい思い出があります。
しかしこれらをきっかけに災害医療に興味を持ったのが始まりでした。

離島医療を経験してみようと行動し、良かったと思えるのは学ばさせて頂いた面が多くあった事です。
徳之島は大変天候が激しく変化し 台風が多く通過する土地でもあり、島の方々は些細な自然の変化に台風を予測するくらい災害意識が高いです。

船がとまれば物資が何日も届かない為、院内では限られた物資で使用頻度を考え、シーツ類を代用しいろんなかたちで対応したりします。                
また夜間転院となれば自衛隊搬送等の手段をとります。

徳之島に来る前は何かと不自由や不足があるのではないかと思っていましたが、必要な物は僅かで充分だと言う事にも気付かされました。
最大に今出来る手段はなにかを考えて、ないから出来ないではなく 最低限ある物で何が出来るかを考えていく知恵だと言う点にも離島医療のやりがいを少しだけ感じさせて頂きましたし、自分の課題も見えてきました。
切磋琢磨し合いながら楽しく学ぶ姿勢を忘れず頑張っていきたいと思います。

▼徳之島の景色
離島医療のやりがいを感じさせてくれる徳之島 (岡山県出身 看護師:9年目 )
離島医療のやりがいを感じさせてくれる徳之島 (岡山県出身 看護師:9年目 )

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