【名瀬徳洲会病院より】奄美大島での助産師勤務で学んだこと(熊本県出身 助産師16年目)

2022.06.01

コロナ禍で今までのライフスタイルが変わり、住む場所を変えてみようと思った矢先にRIKAjobを知りました。
離島看護に以前から興味があったのと、それまで住んでた都会と真逆の地に住んでみたいという思いがあり奄美大島の名瀬徳州会病院を選びました。

事前に島のことを調べておらず離島小島の感覚で来たので、奄美大島の広さと利便性にビックリしました。
名瀬に来るまでは大阪の産婦人科クリニックで働いていましたが、医療材料や機器等は島の方が充実していました。

しかし、人員が少なく島外から入職のスタッフ(RIKAjob・結の島ナース)がいてやっと病棟が回る状態で、特に冬はエントリーするスタッフが減るので私のように夏のアクティビティに興味がない方は、ぜひ冬に来ていただきたいと思いました。

私が配属された2階病棟は産婦人科と他科(内科と整形外科)の混合病棟でした。
コロナ病床が増えると他科患者が増えるため、最後の数ヶ月は産婦人科より他科が圧倒的に多かったです。

10年以上振りの老年看護は戸惑うことが多く、疾患や薬剤も一から勉強でした。
新人以下の知識や経験でしたが、病棟の看護師さんがとても優しく丁寧にご指導下さったので本当に感謝しています。

本業の産婦人科業務は学ぶことがたくさんありました。
治療方針や薬剤、看護方針まで今までと違うこともありましたが、これまで名瀬徳州会産婦人科を支えてきた医師や助産師の思いを少しばかり汲み取ることで、徐々に島ならではの治療や看護ということが見えてきて自分の中に落とし込むことが増えてきました。
離島だからこそ、緊急時の対応や新生児蘇生等のトレーニングを定期的に行っており、自分自身のスキルアップになりました。

これまでは内地の搬送システムに助けられており守られていた事の有り難さを実感し、それに甘んじてた自分の働き方を見直すきっかけになりました。

業務多忙で心身疲労困憊な時もありましたが、入院してる赤ちゃんとおばぁに幾度となく元気をもらいました。
廊下で新生児を連れた新米ママとおばぁがおしゃべりする光景をよく目にしてホッコリ癒されてました。

切迫早産で長期入院後に無事分娩したママから紙いっぱい書いた手紙をいただいたり、おばぁから”あんたはよく気がつくし一番頼りにしてたよ”と言葉をいただいたり、患者様には本当に恵まれました。

プライベートはドライブしたりランチしたり、連休を取って奄美群島巡りもしました。
車を持っていなかったので島で中古車を購入しました。車の有る無しで遊びの幅はかなり変わります。
他には仲の良いスタッフと宿舎で鍋をしたり、近くの展望台に流星群を観に行ったりと、海以外でも楽しいことはたくさんありました。

運が良かったのは、自分が居た年に台風の直撃が無かったことです。
ただ台風の影響で船が欠航して1週間以上入港せずスーパーやコンビニから物が無くなり、医療材料や病院食の食材が不足した時は島ならではの不便性を実感し常に備蓄しておくことの大切さを学びました。

10ヶ月の奄美生活は色々ありましたが、今思い返すのは楽しかった思い出が多く本当に行って良かったと思います。
暑さと湿気が苦手なのでその時期を外してまた行きたいです。
少しでも興味がある人は、ぜひ一度奄美へ行ってみてください。

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