【鹿児島 沖永良部徳洲会病院】島に1つしかない救急病院での1年間 (東京都出身 看護師6年目)

2024.08.27

沖永良部徳洲会病院は島に一つしかない救急病院です。
都会のようにたくさん病院はありません。
どんな状況、疾患であろうとも患者様を受け入れます。

急性期病棟で1年間勤務をさせていただき、振り返ると正直大変ではない月はなかったと思います。 (笑)

HCUでの勤務も多かったため呼吸器の使用やAラインの入った重症患者様の管理は初めてでした。
重症疾患の患者様は循環器・呼吸器疾患の方が多く、私は特に呼吸器の勉強を頑張りました。
臨床の場でわからないことがあれば先輩看護師や呼吸療法認定士に教えていただき、初めの頃に比べると動揺せずに患者様のベッドサイドに立つことができるようになったと思っています。

多忙な環境ではありましたが、どんな状況でも耐え抜ぬく精神力と度胸がつきました!
様々な疾患の管理・看護、医療処置を学ぶことができるためスキルアップを考えている方にはおすすめです!

人は置かれる環境で人生や運命は変わってしまうかもしれません。
島の資源だけでは救えきれない命があり島外搬送の事例もたくさんありました。
資源の不足は医療だけでなく福祉もです。
病床があっても人材不足により施設は何年も待たなければ空きがでず、退院できない患者様もたくさんいました。
都会から離れたことで知ることのできた離島僻地の現状です。
高齢化や医療職のマンパワー不足、大変な場面も多くある中、今日が明日につながるよう常勤スタッフの方々をはじめ、各地からの応援の医師・看護師で離島医療が支えられていることを知りました。

沖永良部はとても自然が豊かでキレイな島です。
夜勤明けの病棟から見る朝日、 田皆岬で沈む夕陽、国頭で見る星空、 半崎から見下ろす青過ぎる海、みんなで食べる外でのごはんは美味しくて楽しいこと。
これも島に来て私が知れたことです。

1年間、大変お世話になりました。
いつかまた離島僻地医療に貢献できる人材になれるよう努めていきたいです。

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