【鹿児島県名瀬徳洲会病院】フィーリングから始まった離島医療 そして島生活の実際(長野県出身 5年目看護師)

2024.03.13

ただ南に行きたいと言うフィーリングだけで離島で働くことを決断。
正直離島が好きなのかも分からないし、九州より南には旅行ですら行ったこともない状態でした。
病棟経験がなく、少し不安な気持ちもあり本土とのギャップが少なそうな大きめの病院にしようと思い、名瀬徳洲会病院に決めました。

段取りが決まって、いざ奄美へ出発になる1週間前に体調不良に・・・
出発日が何度も変更になりもう奄美には行けないしかもしれないと思ってましたが、『いつでも大丈夫だから。』と色んな方に調整してもらい離島移住に挑戦することができました。

奄美大島には初上陸だったので何を準備していけば良いか分からずで本土から生活用品を買い占め大荷物で出発しました。
来た時は湿気の凄さに驚きましたが、それよりも海の青さに感動したのを覚えてます。
荷物は正直百均も、ドラックストアもあるので、ある程度は奄美で揃えられます。

私は集中治療部での経験しかなかったので病棟看護が勤まるのか不安でしたが、スタッフの方が温かく迎え入れてくれたおかげで何とか勤めることができました。

資源が限られると言われる離島医療ですが物資は思ったよりあり、代用でも何とかなります。
人材は本当に少なくギリギリの中で医療の提供をしている現状を実感しました。

ただ人材がぎりぎりだからこそチームでの団結はピカイチです!!
みんなが病棟全体の患者さんを把握し、病棟全体で患者様を看ている感じはすごく良いなと思いました。

しかし、時間がないから看護の質が落ちてしまうのと、曖昧な医療の提供になってしまっている所があるのも現状でした。
看護師としてそこは命を預かっているという責任から基礎看護に忠実に勤めなくてはいけないと改めて実感したのと同時に、看護の質は自分の気の持ち様でいくらでも変えることができると学びました。

名瀬徳洲会病院ではお祭り、忘年会、舟漕ぎなどなど行事がとても盛んで本土とは気合いの入れ方が全く違い、本気で楽しんでいました。
その時その一瞬を楽しんで取り組んでいる感じがとても素敵だなと肌で感じることができました。
サポートして頂いた病棟スタッフの皆様には感謝でしかありません。

プライベートでは、たくさん島でしかできないことを体験できました。
海で泳いだり、別の離島に遊びに行って、釣りをして、星を見てただただ黄昏る。

私は奄美で何も考えずに黄昏る時間が大好きでした^^
どこでも出来そうだけど本土に帰ると忘れてしまう貴重な時間だったなと思います。

そして何よりそんな時間を一緒に過ごせた素敵な仲間に出会えたことが1番かけがえのないのもになりました。
考え方や好きな事があってれぞれの生き方を尊敬できる素敵な人しかいなかったです!!
これからの人生でこんな仲間に会えることは無いんだろうなって思えるほどです。

不安な事はたくさんあったけど振り返ると思い切って島に来て良かったと心から思います。
色んな方の温かさを実感した7ヶ月間でした。
貴重な経験をさせてもらったことに感謝でいっぱいです。
奄美大島素敵な島でした。
ありがっさまりょうた!

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