【新庄徳洲会病院より】新庄徳洲会病院で働いて感じたこと~看護師になってよかった~(神奈川県出身 看護師6年目)

私は山形県の新庄徳洲会病院で6ヶ月間勤務させていただきました。

2022年11月から勤務開始したのですが、冬の新庄はとっても雪深く、「冬に新庄に来る人はいないよ」とスタッフの方に言われました。

車が雪道にハマってしまい、まったく身動きができなくなってしまったことがありました。
近くに住んでいる方や通りすがりの方が声を掛け合ってくださり、スコップを持ってタイヤの周りの雪を掘ってくれたのです。
涙が出るほど安心した一方でこんなにも人の温かさを感じた経験はありませんでした。
今思えばとても貴重な経験をさせていただきました。

新庄徳洲会病院は、一般内科、療養、リハビリ、在宅と急性期から慢性期、そして自宅へと一つの病院で患者さんが安心して過ごせるようになっています。
私は一般内科・外科・口腔外科の混合病棟に配属されました。

病棟の雰囲気はとっても明るいです！
若い方から子育て世代の方、幅広い年代層の方がいらっしゃいます。
そして、病院全体はすれ違うたびに挨拶が当たり前のように交わされます。
これには大変驚きました。

職種・部署・役職関係なくコミュニケーションを図っている様子に、とても安心感を抱きました。

一つ大変だったことは、方言でした。
どの地域でもそうですが、体験してみてこんなにも苦戦するとは思いませんでした。

ただ私にとって非日常でどこか違う世界にきたかのようで楽しかったです。

初めて聞く方言に、地元の方や患者さんからの方言講座が始まり、ナースステーションや患者さんの部屋からは笑い声が聞こえることもありました。

休日はもっぱら「温泉」三昧でした。
山形にはたくさんの名湯があります。
スタッフの方がおすすめの温泉を教えてくれます！
夜勤明けに山脈をみながらの雪見風呂は格別でした。

「食」も最高でした。
私は元々パン派だったのですが山形にきて米派に変わりました。
なんと言っても山形を代表する「つや姫」には虜になりました。

まだまだ新庄の魅力はたくさんあります。
日本はこんなにも魅力ある場所があるんだと感動しました。

これから海外での生活がスタートするため、今回半年という期間でしたがもっともっとここで働きたかったです。

ここではかけがえのない友人・同僚の方と出会うことができました。
皆とっても心温かい方ばかりで、人と人の繋がりは本当に自分の人生を豊かにしてくれるものだと感じることができました。

自分がこの選択をしたことは間違いなかった。
看護師になっていろんな場所で患者さんと出会い、繋がりを持つことができ、「看護師になってよかった」。
そう思わせてくれた新庄の方々に感謝です。

新庄の方が私にたくさんの声をかけてくれたように、私もたくさんの感謝の言葉を伝えていきたいです。

参加する前、変わり映えのない生活に、
「この先このままでいいのかな」
「何かやりがいを見つけたい」
「看護師に向いているのかな」
私は実際そのような思いを抱えていました。

しかし今は、晴れ晴れとした気持ちです。
「もっと自分にできることがあるのかもしれない」そう思えるようになりました。

ここでの経験を活かし、海外で現地の方や患者さんに還元していきたいです。

“生まれてきてよかった”

一人でも多くの人がそう思えるよう、心を救う看護が私の目標になりました。