【長崎県対馬病院より】離島での訪問看護の魅力(愛知県出身 看護師4年目)

2024.07.02

「看護師さんまた来てね」
「先生が来てくれてよかった」

訪問看護に行った際に患者様がかけてくれた言葉です。
病院で見る患者様と、住み慣れた家で見る患者様では表情がまるで違います。

私は普段は病棟勤務ですが、視野を広げたいと思い2週間訪問看護を経験させて頂きました。

対馬病院訪問看護ステーションが管轄する範囲はとても広く、1時間以上かけて訪問に行くこともあるためどうしても訪問件数が限られてしまいます。
また医療ケアを受けられる介護施設も少なく、ご家族の介護負担も大きいですが、レスパイト事業などご家族の介護をサポートする社会資源も充実していないのが現状です。

そんな中でも、対馬病院訪問看護ステーションの看護師さんは、病院と密に連携し、訪問看護を利用されている患者様が入院した際でも病棟へ顔を見に行き、ご家族の不安や悩みを聞き、いつでも安心して頼れる関係作りをされていました。
ご家族も訪問看護師さんの顔を見るとホッと安心された表情をしていたのがとても印象に残っています。

対馬での在宅医療は課題がまだまだたくさんありますが、訪問看護師さんたちから「ないから出来ない」のではなく「どうしたら出来るか」を考え、介入することを学ばさせて頂きました。
たった2週間でしたが、すばらしい訪問看護師さんに囲まれ、訪問看護の魅力にどっぷりハマってしまいました。

余談ですが、患者様の自宅へ訪問する道中は、
季節を感じる風景をたくさん見ることができ、対馬の魅力を再発見できました(^^♪

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