【喜界徳洲会病院より】喜界島で過ごした一年(茨城県出身 看護師6年目)
喜界島に来て一年が経ちました。
私が島に来たのは、海外への渡航が延期となり情報を集めていたなかで、RIKAjobという制度を知ったことがきっかけです。
それまで一人暮らしをしたことがなかったので、全く知らない土地でやっていけるのかとても不安がありましたが、事前にオンライン相談会などで分からないことは質問させていただき、その都度丁寧に対応していただきました。
喜界島に着いてから、すぐに生活することができるような体制が整えられていたので、生活面ではとても助けられました。
島のスタッフはみんな優しく、内地から来ている私のことを患者様も心よく受け入れてくれました。
今まで総合病院に勤めていましたが、その時よりもスタッフの人数が少ない分他職種ともお互いに顔が見える関係なので、それぞれの特性を活かして患者様のことを考え、みているんだなと感じることのできる日々です。
島でできることは限られ、検査のために島外に出なければならなかったり島外搬送になったり、
そのなかでも最期は島で過ごしたいという考えを持っている島民も多く、離島という環境を考えさせられる事もたくさんあります。
島で働いていると、生活している一人の人間として患者様をみなければならないなと気付かされることが多いです。
プライベートでは島巡りをしたり星を見たり、充実した時間を過ごしました。
水が苦手で泳げませんでしたが、海に入ってシュノーケルでお魚を見ることもできました。
百之台公園から見えるさとうきび畑と水平線が大好きです。
最初は3ヶ月の予定でしたが、島の人の温かさや自然に癒され延長を続け、気づけば1年となりました。
島の人達とも仲良くなれ、出会いに感謝しています。
今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではないこと、何もないからこそ感謝できる気持ちを感じられたのは、人としても看護師としても私のなかで大きな学びとなっています。