【名瀬徳洲会病院】島の人は本当に温かい。海の思い出がたくさん！9カ月の離島勤務(千葉県出身 助産師4年目)

私は都内の大学病院で三年間、産科で助産師として勤務していました。

元々旅行が好きで与論島に一人旅に行った時、南の島の海の綺麗さに感銘を受けました。
しかし三年目はコロナ真っ只中で、大好きな旅行も、興味を持ち始めた海にも行くことができず、、
それならば遊びながら働ける場所に住めばいい！ということで、RIKAjobへエントリーしました。

奄美大島に決めた理由は二つあり、一つ目は助産師として働きたかったので助産師採用がある病院ということ。
二つ目は都内のなんでもすぐに揃う便利生活に慣れてしまっていたので、コンビニがない場所に住む自分の姿が想像できず、マツキヨとファミマのある奄美大島にしました。

配属は産婦人科・内科の混合病棟で、助産師・看護師業務どちらも担当しました。
助産師業務は慣れてはいるものの、カルテの違い、今までとの方針の違い、物品の違い、、、もちろんなんで？？と思うことも時にはありました。
でもそれはどこの病院に転職してもあることだと思うし、郷に入れば郷に従えということわざもあります。
自分の看護観・助産観の芯は捨てず、でもこういうやり方もあるのか！と受け止めました。
看護師業務は今まで経験してこなかったので不安でしたが、わからないことは丁寧に教えて頂きながら業務することができました。

産科は待機勤務があり、引きが良くたくさん呼ばれた月や極稀ですが夜勤で複数人産まれた日は疲労感もMAXでしたが、忙しい勤務を乗り越えたスタッフとは「今でもあの日はね〜」と思い出話をしています。

そして産科も内科もですが、島の人達は本当に温かいです。
妊婦さんに美容院やご飯屋さん、観光スポットを教えてもらったり、おばあ達のベットサイドに座り、お喋りして休憩したり、島口を覚えたり。
そんなこんなで私もいつの間にか島口を自然と使い、肌の黒さもあり、おばあに「あんたどこの集落かい？」と聞かれるようになりました。島の一員になれたようで嬉しかったです。
今は最終日を目前にしていますが、辞めることをおばあに伝えたら、寂しくなるねえ、と涙を流してくれた方もいました。本当に『あったかい』が良く合う場所です。

プライベートに関しては、半分以上海の思い出です。
同時期にきた他病棟のRIKAjob・結の島ナースの方々と少年のように真っ黒になるまで遊びました。

応援助産師の先輩方ともドライブに行ったり、寮で集まったりもしました。
車は持ってなかったですが、同乗させてもらったり、病院の車を借りたりして、周りの人達のおかげで不自由なく暮らせました。
島のご縁と繋がりに感謝しています。
都会の生活も大好きでしたが、都会とはまた別の楽しさを味わい、色んな体験をしました。

まだまだ書ききれない思いがたくさんありますが、永遠に書けそうなのでここら辺にします。

9ヶ月間お世話になりました。